2024年12月8日(日)

会場:新堀学園本館シュトラウスホール
(JR・小田急線「藤沢駅」から徒歩約7分)
第一部13:00開演(12:30開場)
第二部16:00開演(15:30開場)

チケット料金  一般自由席¥4,000 高校生以下自由席¥1,000

演奏曲目

スラブ舞曲第1番・・・A.ドヴォルザーク(畑中編)
バロック風「雪」「ペチカ」「諸人こぞりて」・・・早川正昭(新堀編)
Earth・・・松村崇継(寺田編)
聖夜・・・F.Xグルーバー(新堀編)
セレナーデ・・・F.シューベルト
チキチキバンバン・・・R.シャーマン~(NE・藤尾編)

キャンドルコンサートとは

今年で58年目を迎える新堀ギターオーケストラ“キャンドルコンサート”はギターオーケストラの創始者・新堀寛己が、オーストリアのザルツブルクで昔から行われている、心温まるコンサート(楽しいクリスマス曲はもとより、古今の名曲をより親しみやすく解説付きで演奏)にヒントを得て、音楽の生活化を進めるべく、文字通り『音楽でキャンドルサービスを』という趣旨で、日本で初めての『解説付きチャリティコンサート』として始められたものです。第1回が行われた1965年当初は日本では解説付きのクラシックコンサートというものは大変珍しく、同時に画期的でした。また会場内に本物のキャンドルを灯したり、クリスマスの装飾を施したりと、非日常へといざなう演出も人気のコンサートの理由として長く愛され続けてきました。
 さらに2003年のコンサートからは『平和を願って』のサブタイトルを全面的に打ち出し、『音楽による人類平和への道』を音楽家自らの手によって、世界に呼び掛けていく内容となっています。

2021年開催のキャンドルコンサート

出演

新堀ギターオーケストラAグループ

ギターオーケストラの創始者である新堀寛己は、最初に「新堀ギター室内合奏団」を結成しました。このオーケストラは、日本における28の管弦プロオーケストラの中で8番目に誕生した歴史を持ち、それが母体となり現在の新堀ギターオーケストラとして60年以上にわたる伝統と実績を築いてきました。2007年のミュンヘンとウィーン、2012年のミラノでの公演でも大成功を収め、世界的に高い評価を得ています。国際的な一流奏者との共演も多く、大編成(約100名)によるグランドオーケストラの中核を担っています。新堀寛己による革新的な研究と開発は、このオーケストラの不動の活躍により著しく進展しました。戦後、日本のギター界で初となるプロとしてのLPレコードの発表に続き、世界のギター史に刻まれるテープやCD、VTR、DVD、BDなどを次々とリリースしてきました。
 レパートリーには、J.シュトラウスの「ウィーンの森の物語」や「こうもり序曲」、W.A.モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」、J.S.バッハの「トッカータとフーガ」や「シャコンヌ」、宮城道雄の「さくら変奏曲」などのクラシックや日本の名曲が含まれます。さらに、世界中の作曲家によるギターオーケストラの為のオリジナル作品、ギターコンチェルト、フルートやピアノ、エレキギターなどとのコンチェルトも手がけ、新たな歴史を刻み続けているギターオーケストラのシンボルともいえる団体です。

新堀寛己【指揮・おはなし】

新堀寛己は、新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ(Nオケ)の創始者であり、音楽総監督、指揮者として世界的にその名を知られています。新堀寛己の人生と業績は、音楽の力を信じ、音楽を通じて人々の心に平和と喜びを届けることを使命とする一つの偉大な物語です。
 東京麻布生まれ(1934年)杉並育ち。小学生時代に第二次世界大戦を経験し、平和心を育む音楽普及の重要性に気づき音楽活動に情熱を注ぎ、高校時代には戦後初のオペレッタを自らの手で上演し、音楽が持つ感動と希望の力を人々に示しました。
 1950年代、彼は独自の音楽教育法である「新堀メソード」を考案し、ギターオーケストラという新しい音楽形態を生み出しました。この革新性により、Nメソードによる各音域ギターは27種に及び、瞬く間に世界中に広がりました。これにより、彼の功績は27カ国に影響を与える国際的な音楽ネットワークの構築へと繋がりました。
 指揮者としてのキャリアもまた輝かしいものでした。1974年には、女性合奏団「ザ・ドリマーズ」の英国公演を成功に導き、それ以来、スペイン、フランス、東南アジアなど、各国での公演はどこでも熱烈な賛辞を受けました。特に、2007年にウィーン楽友協会ホールで行われた創立50周年記念公演では、その卓越した指揮が「カルロス・クライバーの再来」とまで称され、世界中の観客を魅了しました。
 音楽を通じた国際親善にも力を注いでおり1992年には中国で80名編成のギターオーケストラを指揮し、「千年来の日本の最高芸術」と称賛されました。1996年にはオーストラリアでの114名編成の公演が専門家やマスコミから絶賛され、2007年にはウィーン楽友協会ホールでの130名編成の公演が大成功を収めました。さらに、彼の革新は音楽表現にとどまらず、NRM(ニイボリ・リズム・メソード)やPLERA(プレラ)といった総合芸術の新たな形式を次々に生み出し、ギターオーケストラの可能性を無限に広げました。特に、PLERA交響詩「才の神」は、国内外で高く評価され、総合芸術の新時代を切り開いた作品として知られています。
 2001年には、ギターオーケストラを「新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ(Nオケ)」と改名し、他の楽器との融合も推進しました。最大400名編成というギネス記録級の公演も実現し、大編成においてもその実力を遺憾なく発揮しました。
 また、音楽を通じて健康と美を追求するという新たな取り組みも始めました。2011年には「ライブ館」が竣工し、「音楽と健康&美」をテーマにした新しい活動を開始。2013年には世界トップクラスの設備を備えた「新本館」が竣工し、音楽の殿堂として国内外から高い評価を受けています。
 新堀寛己の活動は現在も続いており、「百歳は通過駅!」と語りながら、アンチエイジングを実践しています。『健康長寿シリーズ』全3巻は多くの読者に感銘を与え、2022年に発行された『健康長寿に向かう“幸福道”―新堀寛己の健康長寿考―』は、ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿オランジェリーで開催された「日欧宮殿芸術祭2024」で賞賛されました。この作品は、2024年9月に東京タワーホールで開催される「日本ドイツ友好芸術展2024」にも出展される予定です。
 2024年4月に90歳を迎えた新堀寛己は、今なお現役の指揮者として、また執筆活動にも精力的に取り組んでいます。その人生と業績は、音楽と教育を通じて人々に希望と平和を届けるという、まさに心の糧となる物語であり、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。

百瀬恭子【指揮・ドリマーズⅣ】

音楽一家の次女として、父と姉(大宮美恵子)と共に新堀ギターで学びました。日本ギター専門学校を卒業後、NEやNオケで数々のコンチェルトのソリストとして輝かしい成果を収めました。また、新堀ギター女性四重奏団「ドリマーズⅢ世」および「ドリマーズⅣ世」のトップ奏者としても、多くのファンから高い評価を得ています。
 国際新堀芸術学院藤沢校・附属コースの講師として、指導に情熱を注いでおり、同コースのオーケストラCグループの指揮者としても活躍中です。新堀ギター音楽院時代には、指導した合奏団が「全日本ギターコンクール」で上位入賞を果たし、自身も指揮部門で'94、'95、'97年に「優秀指揮者賞」を受賞。2000年には「指揮コンテスト」において「グランプリ(最優秀賞)」を獲得しました。
 1998年にはNオケ初の女性指揮者としてデビューし、彼女のエレガントさと歯切れの良さが融合した指揮は、男性指揮者にも引けを取らないと評されています。その卓越した技術と情感豊かな表現で、多くの観客を魅了し続けています。

田口尋夢【指揮・コンサートマスター】

神奈川県藤沢市生まれ。 幼少よりヴァイオリンを学び10代になるとエレキギター、ベース、ドラムを始め、地元のライブハウスで活動をしていました。 ‘02年、専門学校国際新堀芸術学院に入学。ほぼ同時期にクラシックギターに出会い、独奏スタイルに傾倒していきます。同年、全日本ギターコンクールにて第一位を獲得しました。卒業後は新堀ギターアンサンブルの6代目コンサートマスターに就任しドイツ、オーストリー、韓国、シンガポール、アメリカ、イタリア等、数々の海外公演を大成功に導きました。またDanrokのリーダーも務め、ライブを開催すれば満員の大人気グループに押し上げました。作編曲でも活躍し、新堀ギターフィルハーモニーオーケストラ公演やギタリスタス日本等数多くの公演で演奏され、中でも「女郎花」は映像と音楽のコラボレーションとして生まれ変わり、新たな芸術作品として話題を呼びました。2022年にはメジャーレーベルDellaからCD「静寂のギター~ルドヴィコ・エイナウディ作品集~」をリリースし、2024年には毎月自作曲を含むシングルをリリースしています。 また演奏活動の他、母校である専門学校国際新堀芸術学院で後進の育成・指導にもあたっています。

赤堀理絵子ヴォーカル

 幼少より歌・ピアノのレッスンを受け、ひばり児童合唱団在団中、歌番組や舞台に多数出演しています。洗足学園音楽大学在学中、定期演奏会、オペラ初演など、多くのソロに選ばれています。さらに、専攻科、マスターコースへと進み、秦  志郎、中山悌一、木下  保、各氏に、イタリア歌曲、オペラ、ドイツ歌曲、日本歌曲をそれぞれ師事。その後もオペラ、コンサートに出演多数。CMナレーション、声優などを経て、新堀芸術学院と出会い、ギターオーケストラともたびたび共演しています。

浜川慎司【フルート】

国立音楽院卒業。フルートを五百川伸子、J. Nova、清水和高、蒔田真頼(まより)各氏に師事。国際芸術連盟新人オーディションに合格し、第11回日本フルートコンベンションコンクールのアンサンブル大学部門で一般の部2位を獲得しました。現在は、ソロ活動と並行して、ルロット・オーケストラの代表兼フルート奏者として関東や四国を中心に演奏活動を展開しています。2011年には、地元香川の野外音楽施設「テアトロン」で開催されたフェスティバル「魂の叫び」においてオーケストラ監督を務め、その卓越した指導により好評を博しました。2015年には、アジア・コレギウム・ムジクム(古楽オーケストラ)の団員として香港公演にも参加。また、音楽の普及と啓発にも力を注ぎ、文化庁の「舞台芸術の魅力発見事業」や日本室内楽振興財団、こどもゆめ基金などの支援を受け、全国各地で「クラシックの玄関口」となるような楽しいコンサートを企画・開催。特に、フライパンを鉄琴のように並べて演奏するユニークなパフォーマンスは、テレビ東京、テレビ朝日、フジテレビ、NHKなどで放映され、大きな反響を呼びました。

Danrok

Danrokは、世界的に評価される新堀ギターアンサンブル〈NE〉から生まれた、新進気鋭の男性6人組によるギター重奏団です。彼らが奏でるサウンドは、伝統的なプライムギターに加え、新堀メソードに基づくソプラノギター、プライムチェンバロギター、バスギター、ギタロンといった各音域ギターの巧みな融合から生まれます。この独自の楽器編成により、力強くて豊かな音圧を持ちながらも、ギターの新たな可能性を見事に引き出しています。
 Danrokの演奏は、聴く者の心を深く打つ力を持っています。新堀寛己が考案したNRM(ニイボリ・リズム・メソード)を駆使したギターパーカッションや速弾き、豪快なパフォーマンスは、まさに圧巻の一言。その一方で、彼らが奏でる美しい音色の癒し系サウンドは、心に残る深い感動を与えてくれます。レパートリーは多彩で、クラシックからロック、オリジナル曲まで幅広く展開し、聴く人々を魅了し続けています。
 特にCD「ロック・オブ・モーツァルト」は、音楽界での話題を呼びました。この作品がきっかけとなり、2014年と2023年にはポーランドで開催された国際ギターフェスティバルのメインゲストとして招かれ、公演は歴史に残る成功を収めました。また、2016年にはシンガポールでの公演も大成功を収め、その名をさらに広めました。

19世紀ギターとハンドベルアンサンブル

1816年製の古楽器とハンドベルによる心温まるアンサンブルです。キャンドルコンサートではおなじみとなっており、毎回讃美歌を演奏しています。
使用する古楽器はイタリアのカルカッシが1816年に製作したもので、多少の復元はしたもののほぼオリジナルの形で200年前の音を聞くことが出来ます。

ギターアンサンブル「Grace」

癒しのサウンド」をテーマに、2024年4月に新堀寛己先生の直接プロデュースのもとデビューした女性6人によるギターアンサンブル「Grace」。このグループは、新堀ギターアンサンブル(NE)のメンバーでありながら、それぞれが独自の輝きを放つソロ活動でも高い実績を誇っています。
YuniとYukaは、全日本ギターコンクールの独奏部門で見事1位を獲得し、単独リサイタルも成功させるなど、既に多くのファンを魅了しています。その他のメンバーもコンクールでの入賞歴があり、個々のソロパフォーマンスやアンサンブル演奏でも注目されています。「Grace」としての活動に加え、ギターソロ、ギターアンサンブル「Twinkle」、デュオ「Ayumi、とちけん」、ギター三重奏「Swan」など、多彩な編成で音楽の魅力を広げています。メンバーほとんどがエリートギター部出身で、部活への愛情と情熱を持ちながら母校の後進育成にも力を注いでいます。「Grace」の演奏は、その美しさと才能によって、多くの人々に深い感動と癒しを届けていきます。


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